大阪北浜の【MOTO COFFEE・モトコーヒー】 川沿いのテラスが素敵です!
2020年12月訪問
こんにちは、トルテです。
本日は大阪北浜のカフェ
【モトコーヒー】です。
大阪メトロ・京阪電鉄の北浜駅からすぐ、難波橋のたもとにあります。
難波橋のライオンくん。
口を開いているのでこちらは「阿形像」ですね。反対側には「吽形像」があります。
江戸時代、この橋からの眺めは最高だったそうですよ。今では阪神高速とビルしか見えませんが…。
テラスの様子
お店は大川の川沿いにあります。川はホントにすぐそこで、京都鴨川の納涼床のようです。
店舗の地下にも部屋はあるのですが、モトコーヒーと言えばこのテラス。
寒さも何のその、いざテラスへ!
難波橋のライオンくんがすぐ近くに見えますね。橋が近いのですが、人通りはそれほど気になりません。
全席、川に向かってセッティングされています。
冬場はブランケットが用意されています。
そして足元にはヒーターも。
コロナ対策でマスク用の袋もあります。
左に見えるレンガ色が中央公会堂、右の茶色のビルが東洋陶器美術館になります。
中央公会堂は大正7年に建てられたルネッサンス様式の建物で、大正ロマンを感じる内装ですよ。
本日のスイーツ
アメリカ―ノ450円
ジャムベーグル 450円
こっくりとした焼き物のカップが良いですね。
ミルク入れの容器が素敵です。
ベーグルパンが少し硬かったけれど(焼いてるから?)、チーズとブルーベリージャムを付けて小さくちぎって食べるとおいしかった。
焼いたパンの香りって、食欲が湧きますね。
メニュー
ドリンクのメニューしかありませんが、他にもパンやパウンドケーキなどがあります。
冬はやっぱり寒かった
この日は12月の初め頃。良いお天気で日差しもありましたが、やはり川風が寒い…。
冬場は室内の方が快適かも…
アツアツだったホットコーヒーも、写真を撮っている間に冷え冷えに…。
寒い季節は室内で、温かい季節はぜひこのテラスで。大川を眺めながらのコーヒータイムは最高ですよ!
店舗情報
駐車場情報
*徒歩15分以内ではこちらの2か所
12分330円
最大料金3520円
平日15分440円
土日60分220円
最大料金なし
*淀屋橋、北浜界隈の駐車場をまとめたサイトです。
駐車場まとめサイト【駐車場の神様】
最後にちょっと無駄話
浪花三大橋
【モトコーヒー】のある難波橋。
この難波橋と天神橋・天満橋は「浪花三大橋」と呼ばれています。
なかでも難波橋の起源は古く、704年頃に行基によってかけられたと言われています。
下は浮世絵に描かれた浪速三大橋です。(1855~1860年頃・歌川国員の画)
手前から、難波橋・天神橋・天満橋と並んでいます。向こうの方に見えるのは大阪城でしょうね。
中之島が拡張される前なので長い橋に見えますね。風景が違って面白いです。
こちらは天満橋です。
中之島を通らない橋なので、江戸時代はこんな橋が3本あった感じでしょうね。
難波橋の歴史
207mの当時としては大型の反り橋だった難波橋。
橋の上からは遠くの山々を眺めることができて、それはそれは絶景だったそうです。橋のたもとには川風が渡り、夏は舟遊びや夕涼みをする人々でにぎわったそうです。
大阪の行楽地だったのでしょうね。
江戸時代末期1766年に行われた中之島の埋め立て拡張によって、難波橋は現在のように、中之島を南北にまたぐ形になります。
(*白い部分が中之島です。)
明治18年の洪水で南の木製部分が流され、鉄橋になっていた北半分だけが残されたのですが、大正4年(1915年)大阪市電の延伸に伴い、隣の堺筋に新橋がかけられたのが現在の難波橋です。
パリのセーヌ川にかかるヌフ橋とアレクサンドル3世橋を参考に制作したそうですよ。
ヌフ橋
アレクサンドル3世橋
難波橋
どうでしょうか、似ていますか?
橋の風情が阪神高速で台無しになっていますが、なかなか立派な橋ではないかと思います。
こちらはできて間もない大正7年の写真です。大きな橋ですね。
日本は狭いので仕方ないのですが、東京も大阪も川の上の高速道路がなかったら、もっときれいな街なのになぁ…と思いますね。その代わりむちゃくちゃ不便でしょうけど。
【なにわ】と【なんば】と【なみはや】
【難波】【浪速】【浪花】はすべて【なにわ】と読みますが、南の繁華街【難波】は【なんば】と読みます。
また施設の名前や催事などには、【浪速】と書いて【なみはや】と読む場合もあります。第52回<なみはや国体>とか。
ややこしいですね…。
今回の【難波橋】も【なにわばし】と読みますが、過去の著書の中には【なんばばし】と読ませていることもあるようです。
語源には諸説ありますが、違った読み方が混在する珍しい地名です。
興味のある方はこちらを。
本日はありがとうございました。