こんにちは、トルテです。
関西は緊急事態宣言、やっと解除となりました。
まだの地域もあるので手放しでは喜べませんが、ひとまずは良かった。
早速、お店紹介と参ります。
本日は北野白梅町の「松吉」です。
お店の前の、大きな松の木が目印です。
この辺りは閑静な住宅街で、
これはお家? それとも何かの会館?と思うような大きなお屋敷もあります。
そんな静かな風景に妙に馴染む松吉。
瓦屋根とこの大きな松のせいかもしれません。
店内の様子
1階はカウンターとテーブル席。
2階はテーブル席のみ。
棚に飾られた絵。
素朴な絵ですが、なぜかいい感じ。
下にはうさぎがいっぱいいますねぇ。
本日のスイーツ
キャラメルプリンパフェ
750円
上にあるハンペンみたいなのは「クリームブリュレ」。
その下に、プリンと甘いベリーとケーキクラムが入っています。
後ろにはバニラアイスが2つ。
上には甘~いカラメルソース。
このクリームブリュレ、トロンとしてとってもおいしいです。
チーズケーキ 500円
ベイクドタイプですが、ニューヨークとスフレの間くらいの食感です。
固すぎず、柔らかすぎず、程よい感じ。
気温が高くなってくると、生クリーム系のケーキがきつくなってきますよね。
そんな時はチーズケーキ。
春から梅雨時にかけてはお勧めのケーキです。
ダブルベリーソーダー 450円
程よい甘みのサイダーに、ブルーベリーとミントの葉が入っています。
ベリーとミントって合いますね。
私、ミントが苦手なんですが、
大丈夫、これはなかなかいけます。
その他のメニュー
*スイーツメニュー
*ドリンクメニュー
アルコールもあります。
*お食事メニュー
ご飯の大もりが無料です!
お子様ランチもあります。
*テイクアウト
今だけなのか、これからも続くのかは不明です。
お店に確認してくださいね。
店舗情報
営業時間 11:30~23:00
店休日 月曜・第一日曜日
駐車場情報
近くにコインパーキングがあります。
2000円以上の飲食で200円分のチケットがサービスです。
<タイムズ北野白梅町駅前>
最後にちょっと無駄話 そうだ村の村長さん
本日のタイトルは「ベリーソーダ―がさわやか~!」。
ということで本日の無駄話は「そうだ村の村長さん」です。
誰もが知っている遊び歌
そうだ村の村長さんが
ソーダ―飲んで死んだそうだ
葬式饅頭に
餡が入ってなかったそうだ
私が知っているのは「アンが入ってなかったそうだ」なのですが、この部分は他にもバージョンがあるようですね。
でも私はずっと、この歌はここで終わっていると思っていたんです。
そもそも歌だとは思ってなくて、誰かが勝手に言い始めた遊びだと思ってた。
…作詞の方がいらしたんですねぇ。
あぁ~知らなかった、恥ずかしい…。
作詞は詩人の坂田寛夫。
有名な童謡「サっちゃん」「おなかのへるうた」「ねこふんじゃった」なども作詞されています。
また小説「土の器」で芥川賞も受賞されています。
そんなすごい方が書いたものだったとは。
生きていた村長
勝手に短いと思っていたこの歌、実はたいへん長いです。
ちょっと追いかけてみましょう。
主人公”そうだ村の村長”ですが、なんと…村長は死んでなかった。
意外なことに、死んだというのは”嘘”なんだそうです。
葬式饅頭まで用意したのに、死んでなかったとは。
なんだか下手なサスペンスのようになってますが、死んだと嘘をつかれるなんてただ事ではありません。
村長、何かしましたか?
ただの飲みすぎ?
村長さんが飲んだのは「クリームソーダ」。
それを10杯もおかわりをした。
10杯もソーダ―飲んだら、そりゃぁ死にそうにもなる。
炭酸でおなかパンパン。胃のバリウム検査のようですな。
次に調子よく「クリームソーダ―のなかで泳げたらいいねぇ」なんて話になる。
飲みながら泳いだら旨いんじゃないか、てな話。
そんでもって「ソーダ―のプール、造ろうぜ!」
もう、むちゃくちゃです。
ソーダ―の温泉?
ところが誰かが「プールなんて冷たいじゃないか」と言い出す。
確かに。
砂糖で体はべたべたになるし、ろくなことないですわな。
温水プールにしたらどう?
それなら炭酸が抜ける心配はない。
30℃以上になると抜けるからねぇ、炭酸が。
と思っていたら「だったら温泉がいいじゃないか」と、まぬけなことを言う奴が出てきた。
「炭酸クリーム温泉で決定!」
あほか!
温めると炭酸が抜けるやないか。
後に残るのは、クリームがとけて油の浮いたギトギトの砂糖水やないか。
それで最後に、これみんな空想で<とろける夢見て寝たんだそうだ>で終わるんですねぇ。
やれやれ、なんのこっちゃ。
才能と人格
にしても大人になってからこんなに奇想天外な詩が書けるのって、もうそれだけですごい才能だと思います。
お嬢さんの内藤啓子氏によると、阪田寛夫は家庭ではひねくれものではちゃめちゃで、家族の失敗を片っ端から作品に使うような、たまらん人だったようです。
夫婦喧嘩が絶えなかったそうで、夫・父としては最悪だったのかもしれません。
でもこれってありがちなことですよね。
作品のすばらしさと”人となり”は必ずしも一致しない。
むしろ反比例する場合も多いのではないでしょうか。
あらゆる人に”清く正しく”を求めすぎる昨今。
そんな風潮にいささか辟易しているのですが、美しすぎる水の中では面白い人間は育たないんじゃないかと、今日も一人、ブツブツ思うのでした。
余談ですが、
阪田氏の下のお嬢さんは、宝塚の名男役、故・大浦みずきさんです。
大浦さんは本当にステキでした。
まさかお父様だったとは。
私ってほんと、なんにも知らないわねぇ…。
歌詞の全文が載っています
長女・内藤啓子氏の著書です。
阪田寛夫の絵本です。
絵は長新太。
☆お読みいただき、ありがとうございます