京都・今宮神社のあぶり餅 「一文字屋」か「かざりや」、どっちにする?
こんにちは、トルテです。
本日は今宮神社門前にある茶店
あぶり餅の「かざりや」さんです。
一文字屋とかざりや
今宮神社の門前には2軒の茶店がありまして、どちらも同じ<あぶり餅>を提供しています。
正面が今宮神社東門です。
向かって左が「かざりや」さん、
右が「一文字屋和助」さん。
お店の造りも、あぶり餅のお味もほぼ同じ。
味噌だれの味が違う!という方もいらっしゃいますが、
すみません・・・私にはわかりませんでした。どちらもおいしゅうございます。
一文字屋
「一文字屋和助」さんは日本最古の和菓子屋と言われていまして、
なんと創業約1000年!
平安時代から続いています。
さすがは京都です、歴史が長い。
店の外にも腰かけがあって、
この日はワンちゃんを連れたお客さんがいらっしゃいました。
靴のままで一服できる席が広いので、
お座敷に上がらず、ちょっと食べたい時には便利です。
もちろん奥にお座敷もあります。
かざりや
「かざりや」さんは創業約400年。
江戸初期からということで、こちらも十分歴史があります。
「かざりや」さんはお座敷がメインでしょうか。
入ってすぐの所にいっぷく席もありますが、座敷の障子が雪見になっていて素敵なので、ぜひお座敷をお勧めします。
今回はかざりやさんに
今回選んだ「かざりや」さん。
この日は日曜という事でお客さんが並んでいましたが、
待ち時間は5分ほどで、すぐに入ることができました。
店先に炭火がありまして、そこでお餅をあぶります。
きなこをまぶしたお餅を竹串に刺して、炭であぶるんですね。
この少し焦げたところが香ばしくておいしい。
ところでこの竹串、ただの竹串ではありません。
今宮神社に奉納された<斎串(いぐし)>を使っているんだとか。
斎串とは神様に供える串のこと。
なんだかご利益がありそうですねぇ。
店内の様子
奥のお座敷に案内されました。
向かって左のお部屋です。
こちらで靴を脱ぎまして、
床の間があって、
ストーブが置いてあります。
石油ストーブって、なんだか懐かしいです。
梅の絵
雪見障子からお庭が見えて、雪が降ったらステキだろうなぁ。
この日は午前中が雨だったので、
庭の石がしっとりと濡れて風情がありました。
寒くなければ、ここの縁側に座るのもいいですね。
あぶり餅
一人前・500円
一皿が一人前です。
串は11本くらいです(くっ付いて上手く数えられなかった(-_-;))。
お土産を注文すると、5串おまけをしてくれました。
アツアツではないので、食べやすいです。
お餅はあぶってあるので、熱の入れ過ぎでとけることもなく、
ほどよい柔らかさです。
甘い白みそのタレがかかっています。
この白みそベースのタレと、
お餅にまぶしたきな粉が合うんですねぇ。
このタレが美味しくて、何本でも食べたくなります。
あっという間に食べ終わり、
注文していたお土産を手にお店の外へ。
お土産は3人前から注文できます。
最初に注文しておけば、食べ終わるまでに用意してくれますよ。
タレが落ちるので、こんな感じで包んでくれます。
中のお餅は笹(茶色くて、おにぎりを包む、あれです)で包んでありまして、
最近トンと見なくなった本物の笹なもんで、なんだか捨てるのがもったいない。
テイクアウトしたあぶり餅は、少しだけレンジでチンすれば、お店で食べるのと同じ柔らかさになります。
自分でも作ってみたい!と言う方、
レシピのサイトがありましたので載せておきます。
ぜひ挑戦してみてください。
駐車場情報
今宮神社の駐車場と提携していまして、1時間無料券がもらえます。
但し、今宮神社の参拝客も利用するので土日はけっこう混みます。
神社前の道路沿いにもコインパーキングがありますが、
そちらは提携ではないので自腹となります。
店舗情報
営業時間 10:00~17:00
定休日 水曜日
<一文字屋さんも同じです>
最後にちょっと無駄話
京都の混雑
昔、私がまだ大学生だった頃、
友達と一緒に、このあぶり餅を食べたに行った事があります。
30年以上昔の話ですが、
あの頃はまだ、京都もこんなに観光客がいなくて、
ふらっと行っても待つこともなく食べられたような記憶があります。
今はもうどこに行っても人人で、
”ちょっと行こか”ができなくなってしまいました。
去年、息子が学校の遠足で嵐山に行ったのですが、
何と渡月橋を渡るのに30分もかかると!
普通は5分ほどなので異常な混みようです。
橋が渡れないので嵐電は諦め、
阪急電車でぐるっと回って帰って来たと聞き、
本当にびっくりしました。
京都は観光都市なので仕方がないのですが、
近年は容量オーバーなのではないかと。
あまりに人が多いのは、
京都らしい風情がなくなってしまうような気がして、
少々寂しい感があります。
そうは言いつつ、
私もあっちこっちの観光地に遊びに行くので文句は言えません。
お互い様ということでしょうか。
地元民の皆様に迷惑にならないように、
観光地を楽しもうと思います。
***お読みいただきありがとうございます。