京都の「五山送り火」 老舗の五山菓子色々
こんにちは、トルテです。
明日は<五山の送り火>ですね。
台風がどうなるか心配だったのですが、
何とか予定通りされるようです。
以前、
「こんな雨の中でせんでも、延期にしてくれたらいいのに」
と愚痴っていますと、
「いやいや、あれは宗教行事だから。観光のためにやってるんじゃないからね。」
と息子に言われました。
なるほど、すっかり忘れていました。
あれは仏教界の宗教行事。
我が子ながらナイスな答え(親バカ炸裂 (-_-;))。
さて京都では、大文字焼にちなんだお菓子が多々販売されています。
老舗和菓子店のサイトを拝借しまして、
いろいろ集めてみました。
俵屋吉富
「俵屋吉富」五山の三笠 972円
この三笠はそれぞれ中に入っているあんが違います。
大文字には粒あん・餅入り
左大文字にはマーマレイド
船形と妙法には粒あんとレーズン入り
鳥居には白粒あんと餅入り
いろんな味が楽しめていいですね。
俵屋吉富さんは宝暦5年(1755年)の創業。
「蛤御門の戦いで類焼」とあります。
1865年の出来事ですが、長い歴史を感じます。
こちらの商品は京都地区限定販売です。
代わりにこちら、
吉富さんの看板菓子「雲龍」はいかがでしょうか。
小豆が甘すぎず、おいしいです。
笹屋伊織
「古都の夜」810円
もっちりとした生地の中には、粒あんが入っています。
抹茶あんもあります。
「五山の景」1620円
本練り羊羹に五山それぞれの文字が入っています。
神秘的なお菓子ですね。
「笹屋伊織」さんは享保元年(1716年)の創業です。
京都には、こういった古くからのお店が多いですね。
こちらのお店は「どら焼き」で有名です。
どら焼きと言っても、
どらえもんが大好きなあの形ではなく、こういうもの。
写真では切られていますが、
長い棒状で販売されています。
毎月3日だけの販売で、
弘法大師さんの月命日21日を挟んで、
20日、21日、22日の3日間になります。
以前に食べたことがありますが、
皮はもっちり、あんも甘さ控えめ。
とても素朴なお味でおいしかったです。
末富
「末富」の懐中善哉・京五山 3240円
「吉富」さんは明治26年の創業。
京都では新しい目のお店になるところが怖いです。
もち米で作った生地の中に、あずきが入っております。
「懐中善哉」というのは、
<旅先で懐に入れられるお菓子>という事で名づけられたそうです。
三笠色が多い中で、生地が白というのは珍しいですね。
涼し気でいいです。
鶴屋吉信
京涼 2430円(6個入)
丹波大納言小豆の水羊羹に、
赤い羊羹で<大>の字を浮かび上がらせた、
何とも趣のあるお菓子です。
山あかり 1080円(5個入)
もっちりした焼皮に粒あんが入っております。
定番のお菓子ですね。
鶴屋吉信さんは享和3年(1803年)の創業です。
堀川今出川の交差点にある本店では、
上生菓子の実演を見ることができる茶寮をお持ちです。
山あかり・京涼ともに、京都地区限定販売です。
鶴屋吉信の名物菓子「柚餅」
まとめ
いかがだったでしょうか。
京都の老舗和菓子屋さんの<京都五山送り火>の菓子。
どれも上品で、しっとりとした風情を醸し出しています。
すべて期間限定のお菓子です。
今の時期しか口にすることはできません。
京都地区でしか買えないものもあります。
なんと贅沢な和菓子でしょうか。
来年こそは、すべて食してみたいものです。
さて、
昨日から日本列島は台風で大変なことになっています。
避難されている方々には、
どうぞお疲れになりませんように。
***お付き合いいただき、ありがとうございました。